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東西南北 春夏秋冬 ヨーロッパの旅

旧東ドイツの旅 1997 年 5 月

ベルリン、ポツダム、ライプツィヒ、マイセン、ドレスデン



02. ベルリン到着

ロンドンのヒースロー空港を離陸した飛行機がベルリンに着陸した時には、12時半を回っていた。

まずは入国手続がドイツの厳格さを思い出させてくれた。他のヨーロッパの国のように顔も見ないでスタンプを押してはくれない。パスポートの写真と私の顔をまじまじと見比べている。

なんだよ ?? そりゃ4年前の写真だからね。確かに、この4年間に太りましたよ。と弁解を始める寸前にスタンプを押してくれた。

それから更に数キロ太ってんねんから、今やったら絶対に入国手続でけヘンで。

シャルロッテンブルク宮殿

空港からはツアーのバスでベルリン市内に入る。そして、休む間もなく観光が始まる。この効率の良さ(??)がツアーの良さでもあるんだけどねえ。

シャルロッテンブルク宮殿 最初に見たのは、シャルロッテンブルク宮殿。

プロイセン王家の離宮として、17世紀末から18世紀にかけて建てられた宮殿だ。

当時のプロイセン王はフリードリヒ1世。その奥さんがゾフィー・シャルロッテ。この宮殿は王妃に因んで名付けられたわけだ。

プロイセン公国が王国に昇格したのは 1701年。ちょうどその頃に立てられたシャルロッテンブルク宮殿は、上り坂のプロイセンとホーエンツォレルン王家を象徴しているのかもしれないね。

ヴィルヘルム皇帝記念教会

バスが次に停まったのは、ベルリン市内の大通りに面したデパート「カデヴェ」の前。到着してすぐに買い物も無いだろうと思うのだが、家内は既に張り切っている。しかし、少なくとも今の私は買い物には興味が無い。

というわけで、ドイツ・マルクの入った財布を家内に渡し、私は一人で散歩を始めた。

大通りの中央にある緑地帯には黄色の花。あちこちのベンチにはカップル。買い物袋を下げて楽しそうに歩く親子連れ。平和を取り戻したベルリン(下の画像)。

ヴィルヘルム1世記念教会

一見したところ平和なベルリン。しかし、上の画像の中には、過去の戦争が刻み込まれている。

例えば、上の画像の中央にそびえるヴィルヘルム皇帝記念教会。ドイツ帝国成立後の19世紀末に建てられた教会だ。かつては高さが100メートル以上もあった。

しかし、第2次大戦中に破壊され、残っているのは65メートルだけ。戦争の惨禍を忘れないために、修復もされずに残されている。

その破壊された教会の手前にあるこんがらがったような彫刻は「握手」。東西ベルリン、東西ドイツ、そして西側諸国と東側諸国の融和を願っている。

余談ながら、上の画像の中央を左右に走っている青いパイプは排水用のものだ。低地ドイツと呼ばれるこのあたりは、標高が低い上に砂地が多く、ちょっと穴を掘っただけで地下水が湧き出てくる。その地下水を排水する為のパイプが街のあちこちを走っているわけだ。

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