東西南北 春夏秋冬 ヨーロッパの旅

キプロス 1999年12月


15. オモドス 2

オモドスの路地 オモドスの路地を歩く。(右の画像)

殆ど人通りの無い路地に面して、小さな土産物屋がある。ニコラス爺さんの雑貨屋だ。

ニコラス爺さんは 80 歳に近いと思われる老人だ。そのニコラス爺さんが、熱心に土産物の説明をしてくれる。

私にではない。家内にだ。それも家内を抱きかかえるようにして、商品を見せている。

その熱意に負けて、レース編みのコースター 6 枚を買った。 3 キプロス・ポンド( 700 円)なり。

店を出て家内が言う。ニコラス爺さんは、商品の説明をしているときに、家内の胸に触ったのだそうな。あの年齢にして、達者な爺さんだと感心させられてしまった。

(誰かさんも、そうならんように気いつけんとなあ。)

オモドスのメイン・ストリート(下の画像)を歩く。殆ど人影を見ない。なんとも寂しい大通りである。

オモドスの大通り




バスに乗り込み、パフォスのホテルに向かう。バスの窓から見えるのは、山の斜面に広がるブドウ畑(下の画像)。

オモドスの山のブドウ畑

キプロスでは最も評判の高いワインを生産するオモドス。しかし、村のブドウ畑は次第に荒れ果てているらしい。

山の畑では、農作業の機械化は不可能に近い。収穫したブドウを運ぶのにロバの背中を借りることはある。しかし、それ以外の作業は、全て人の手で行うのだそうだ。

それでも収入は多くはない。村の若者達は、手っ取り早く現金収入を得ることの出来る街に出てしまう。その結果、人手が足りなくなり、山のブドウ畑は荒れ果ててしまう。

私も田舎を離れて東京に出てしまった人間の一人だ。オモドスの村に残る老人、街に出てしまった若者。どちらの気持ちもわかる気がする。

【参考】都市別ツアー


【参考】ホテル検索


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