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東西南北 春夏秋冬 ヨーロッパの旅
秋のベルギー
1998年10月31日(土曜日)
2. アントワープのノートルダム大聖堂
アントワープへ向かう
一夜明けて土曜日。さて、今日は何処へ行くか。なにぶんにも突然の旅だからして、何の計画も無い。
ブリュージュへ行こうという案もあったのだ。中世の面影を残す運河の街として国際的な観光地だから。
しかし、私たちが選んだのはアントワープ。その理由は、.... 後で説明しよう。
(うわッ、いやらし !! もったいぶっとンで。)
さて、結論が出たところで、10時過ぎにホテルを出発。タクシーでブラッセル北駅に向かう。駅の時刻表を眺めていると、親切な (たぶん ?) ベルギー人が声をかけてきた。
「何処へ行くのですか ?」
「はい、アントワープへ。」
「じゃあ、10時49分発の特急が便利ですよ。」
「ありがとうございます。」
素直にアドバイスされた列車に乗り込む。ブラッセルからアントワープまでの料金は、一人往復220ベルギー・フラン(800円)なり。
アントワープは、オランダとの国境近くに位置している。とはいえ、ブラッセルから50km、列車で30分。スヘルデ川に面した工業都市アントワープは、ベルギーの第2の都市である。その人口は48万人。
私たちを乗せた列車は北へ走る。フラマン語地域に入るわけだ。フラマン語というのは、ベルギー北部に住む人々が話すオランダ語系の言葉。対して南部に住む人々は、フランス語系のワロン語を話す。実はベルギーは微妙な国内問題を抱えている。
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