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東西南北 春夏秋冬 ヨーロッパの旅
アゼルバイジャン 2000年3月
06. 昼食
アゼルバイジャンの村でランチ
バクーを出て数時間。とっくにお昼を回っている。
お腹が空いたとアハメドに訴える。しかし、ちょっと待てと彼は言う。金で雇ったアハメドだが、ここでは彼がリーダーだ。土地勘もなければ言葉を話すことも出来ない私は、アゼルバイジャンの田舎では赤子も同じなのだ。
やがて、アハメドがハンドルを切り、スピードを落とした。ようやく彼の気に入りのレストランに到着したらしい。(店の周囲には桜の花が咲いていた。アーモンドではなく、「桜」だとアハメド。)
木陰のテーブルに腰を降ろし、料理を待つ。もちろん、注文したのはアハメドだ。赤子の私に出来るのは、煙草をふかして待つことと、最後にお金を払うことだけだ。
まずは生野菜を食べる。トマト、カブ、キュウリ、ニンジン、セリ ( ? )。塩とコショウをふるだけなのだが、甘くて美味い野菜だ。それに地元のチーズも付いている。
それから、骨付きのヒツジのグリルが少々。もちろん、手づかみだ。軟骨まで食べるほどに美味かった。
最後にチョウザメのグリル。よくわからないが茶色のソース ( ? ) が添えてある。これが酸味があって、脂ののったチョウザメにあう。
なんとも健康的で美味い食事であった。穏やかな木漏れ日を浴びながら、静かな木立の中での昼食。ここからさほど遠くないチェチェンで戦いが続いていることが信じられない。
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