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ファドを聞かせる 「ティンパナス」
(リスボン、ポルトガル、1998年5月3日)

Restaurant Misolin Michelin
Timpanas
Rua Gilberto Rola, 22-24
(Alcantara - Lisboa
Portugal
Phone 60 66 55

リスボン旧市街のレストラン

リスボンの旧市街の中にあるレストランに到着したのは夜の 8 時半。今夜の予定はファドを聞かせる店でディナーとなっている。

店の外観

ファドとサウダーデ
  • ファドというのは、 .... 手短に言えば、ポルトガルの演歌 ... かな。

  • ファドという言葉の語源は、「運命」を意味するラテン語の Fatum なのだそうだ。英語で言えば、フェイト Fate ということになる。

  • ファドのテーマの主な要素は、愛と運命とサウダーデ Saudade。

  • サウダーデという言葉は、「憂い」とか「哀愁」とかを意味するらしい。しかし、非常に微妙な言葉らしく、訳者によって翻訳も様々だ。


料理とワイン

狭い店内には、ところ狭しとテーブルや椅子が並べられている。詰め込めば 50 人ほどの客が入るだろうか。

案内されたテーブルに落ち着くと、すぐにミネラル・ウオーター、白ワイン、赤ワインが並べられた。

最初の料理は、ジャガイモと豆のスープ。続いてサラダ。メインはステーキ。味は特に美味いわけでもないが、不味くも無いというところ。まあ今日の主役はファドだから。

ステージ

店の片隅には、 2 畳敷きほどの大きさのステージ。民族衣装を来た数人の男女による歌と踊りが始まる。しかし、彼らは主役ではない。前座だ。

民謡 ?

それから数人の歌手が入れ替わり立ち代わり登場。

ファド

そして、最後に出てきたのが下の画像の 3 人組。彼らこそ今夜の真打である。(最後に出てきたから、たぶんメインなんだと思う。)

ファド

確かに歌は聞かせる。これがファドか。しかし、私が気に入ったのは、左のおじさんのギター(かな ?? なんていう楽器なんだろ ??)。彼の丸っこいギターが聞かせるのだ。やはりライブは違う。

記念撮影

ショーが終わり、客はディナーを締めくくるコーヒーを飲む。歌い手や踊り手が、 CD やカセット・テープを売って歩く。もちろん目玉は最後に歌ったおばさんの CD。しかし、私が買ったのは、丸っこいギターのおじさんのテープ。

店を出る前にトイレを拝借。廊下にはギターのおじさんがいた。慌ててカメラを取りに席に戻り、おじさんと一緒に記念写真をパチリ。聞かせるギターの雰囲気とは違って、サービス精神の旺盛なおじさんだった。

料理は格別のものじゃなかったけれど、エンターテインメントにおいて 2 ミソを獲得した「ティンパナス」だった。


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