ヨーロッパ・ミソラン・ガイド 手前味噌味 レストラン・レポート
ヨーロッパ・ミソラン・ガイド

ちょっとガッカリさせられた
「ル・ヴィスタマール」(モナコ、コート・ダジュール)

Restaurant Misolin Michelin
le Vistamar,
HOTEL DE HERMITAGE,
Square Beaumarchais - MC 98000 Principaute de Monaco
Tel 377-92-16-27-72
Fax 377-92-16-38-52

期待が膨らむモンテカルロのディナー
(モナコ、コート・ダジュール)

オテル・エルミタージュの廊下(モンテカルロ、モナコ、コート・ダジュール) モナコの名門ホテル「オテル・ド・パリ」内のレストラン「ル・グリル」での食事が美味しかったもんだから、今夜の食事に対する期待も高まっている。

しかも、今夜のレストランがあるオテル・エルミタージュも、オテル・ド・パリと並ぶ名門だからね。しかも、内装も美しい。レストランへ続く廊下(右の画像)も、なかなか期待させるでしょ。

ミシュラン一つ星の「ル・ヴィスタマール」なんだけど...

私が今夜の最初の客だった。広い店内に他の客はいない。いくつかのテーブルを指してどれが良いかと尋ねる係りの男。私は一番隅っこのテーブルを選んだ。静かにゆっくりと食事が出来そうだからね。

アペタイザーは、チキンとレンズ豆のマスタード・ソース。うん、うん。悪くないぞ。ワインは大好きなカシ Cassisの白を選んだ。日本では滅多にお目にかかれない南仏の白だ。これもまずまずのワインだね。

私が選んだ前菜は、「ホタテのケバブ」。妙な名前だ。いったいどんな料理が出てくるのかと待っていたら、出てきたのはホタテの串焼きだ。串焼きだから「ケバブ」と書いただけのことらしい。盛り付けがちょっと和風だったから、焼き鳥のようにも見えたけどね。味のほうはまずまず。

ところが、この段階でも店内がガラガラ。他には二組の客がいるだけだ。二組といっても、東洋人の四人組と彼らのガイドらしい女性が二人。他には誰もいない。大丈夫なのかなあ、この店...。

従業員も気合が入っていないぞ !!

客がいないもんだから、従業員も気合が入っていない。というよりも、何か問題があるのか、私の横を通り過ぎるときにも、ときおりため息をついている。

レストランのカラオケ大好きオジサン(モンテカルロ、モナコ、コート・ダジュール) 気合が入っていない最高峰は右の画像のオジサン。私のメインとなる鯛のグリルの骨を抜いているんだけど、作業しながら私とおしゃべりばっかりしている。

カラオケが大好きで、奥さんとカラオケばかり行っているんだって。しかも、マイクを持ったら離さないらしいよ。

骨を抜いたはずなのに...

鯛のグリル(モンテカルロ、モナコ、コート・ダジュール) やがて登場した私のメイン、鯛のグリル。焼き加減も味付けも悪くは無い。だけどさ、骨がボロボロ入っているぞ !!

カラオケ大好きオジサン、おしゃべりも良いけどさ、ちゃんと仕事をしようよ。




結局、最後までガラガラ

食事が終わり、食後のコーヒーを飲み終わっても、店内はガラガラのまま(下の画像)だった。

ル・ヴィスタマールの店内(モンテカルロ、モナコ、コート・ダジュール)

確かにモナコのディナーの始まりは遅いみたいだ。でもね、昨日も近くの店で食事をしているけど、こんなに遅くまでガラガラってことは無かったよ。

どうもこの店はヘンだね。驚くほど素晴らしいほどじゃないけど、料理も悪くは無い。内装もキレイ。ワインのコレクションだってそこそこ。ミシュラン2002年版でも一つ星とされている。でも、くつろげない。楽しめない。結局、私は首をかしげながらホテルに戻ったわけだ。


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