街の中のありきたりのパブ
オフィスの近くのパブ |
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パブの客あれこれ
私が食事を終える頃には、少しずつ客が増えてきた。一人で本を読んでいる人、話しこんでいるカップル。それぞれの過ごし方をしている。 但し、しばらくすれば読書は不可能になるに違いない。やがて店内は客であふれかえり、今の静けさは消えてしまうのだ。(だから私は早めに来て食事をしている。) ありきたりのパブ
この店は、ロンドン、いやイギリスの何処にでもある何の特徴も無いパブだ。特に由緒正しいわけでもない。面白い連中が集まるわけでもない。アイルランド系ということでギネスの種類が豊富だと言うことを除けば、ありふれたパブなのだ。 しかし、私は頻繁にこのパブで食事をする。何故ならばオフィスに近いから。 これって「パブ」というものの本質じゃないかと思う。気軽に行ける。空いている時間を知っている。中の良い友達が来る。バーテンと相性が良い。イギリス人の大部分は、そんな理由でパブを選んでいると思うんだ。 有名なパブ、歴史のあるパブ、美味い料理を出すパブ、そんなパブへ行くのも楽しい。しかし、ありふれた普通のパブも好き。 誰にでも気に入りのパブがあるはず。いや、少なくとも気に入りのパブを見つけることができるはず。旅行者ならば、ホテルの近くかもしれない。ロンドンに住んでいれば、オフィスや学校の近くかもしれない。あるいは自宅や最寄の駅の角かもしれない。 そんなパブが見つかるはずだから、あえてここではパブの名前も住所も書かなかったのですよ。
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