ヨーロッパ・ミソラン・ガイド 手前味噌味 レストラン・レポート
ヨーロッパ・ミソラン・ガイド


ボルドー郊外のミシュラン星付きレストラン・ホテル
「サン・ジャム」
(ボルドー、フランス 1997年8月23日)

Restaurant Misolin Michelin
Le St-James
Hotel & Restaurant
33270 Bouliac, France
Tel 05 57 97 06 00
Fax 05 56 20 92 58

何故にボルドーか

たぶん呆れられてしまうと思うけど、まず私達がボルドーにやってきた理由から書こう。今年の夏の前のことだけど、家内と私は夏休みの行き先を考えていたんだ。そこへ浮かんだアイデアがフランスのブルゴーニュ

ブルゴーニュには、ジュヴレ・シャンベルタンなど世界有数のワイン産地があるよね。しかし、家内も私もワインに関しては勉強不足だ。そこで始めたのがワイン勉強会。もちろん、参加者は家内と私だけ。家内が料理を準備し、ワインは私が用意して、二人で飲むわけだ。

しかし、それだけでは勉強としては不十分だ。どうせならば、ブルゴーニュへ行く前に、実際にワインを飲む練習をしに行こう。というわけで、やって来たのがボルドーさ。

(確かに呆れる ... 。)
でもな、そこまでアホみたいな努力を積み重ねた成果が、このコーナー「手前味噌味レストラン・レポート ヨーロッパ・ミソラン・ガイド」として実っているわけや。
(あのな、ほやからっちゅうて、胸はってドナイすんねん ... 。もうエエから、次へ進み。)

ボルドー郊外の星付きレストラン・ホテル

ロンドンから直行便でボルドー空港に到着し、そのままタクシーでボルドーの南にある丘の上のレストラン・ホテル「サン・ジャム」に到着。

このホテルのレストランには、ミシュランの星が付いている ... と言うよりも、ミシュランの星の付いたレストランに小さなホテルが併設されている、と言うべきかな。

ホテルの庭 ホテルの庭は、右の画像。左側には、バラの花やブドウの木が植えられているんだ。

私達が泊まった部屋は、画像には写っていないんだけど、この庭に面している。

庭の突き当たりにある生垣に囲まれているのはプール。部屋で水着に着替え、芝生の上を歩いてプールまで行くと、トップレスの女性がデッキ・チェアの上でくつろいでいた。ビックリ ... 。

ヨーロッパで休暇に出かけると、トップレスなんて珍しくもない。クレタ島の海辺のホテルでは、私達の部屋の目の前でトップレスの女性がくつろいでいた。ロンドンに近いところだって、オランダの風車の横にトップレスの女性が寝転がってたもんね。しかし、私はちっとも見慣れないんだ。ま、新鮮な感動というものは大切だと思うけど ... 。

関連書籍

参考になる・・・かもしれない本を探してみました。(本の題名をクリックすれば詳細が表示されます。)

日暮れと共にディナー

夕方のダイニング・テーブル 夕方には、ジャケットに着替えてレストランへ。レストランは、プールの奥にある。

テーブルに腰を降ろせば、木立の間からは遠くにボルドーの街が見えている。

アペリティフはリエ Lillet

注文を取りに来た係に「何か独特なアペリティフはある ??」と尋ねた。彼の答えは リエ Lillet。なんだ、それは ?? わからないけれども、飲んでみるか。

見たところは白ワイン ?? 飲んでみれば、ちょっと甘口のシェリーに似ている。係が持って来てくれた英語の資料によれば、1887年からボルドーの南のグラーヴ地区で生産されている飲み物だと。

ブランディに果物を漬け込んで作ったリキュールにワインをブレンドして作る。フォア・グラやブルー・チーズにも合うらしい。うん、悪くないね。

料理

ところで肝心の料理だ。このホテルには2泊3日をすごしたんだけど、その間に食べたものを書いておこうか。

オマール海老にトマト・ソース。トマト・ソースにはバジルのミジン切りが合わせてある。オマール海老もまずまずだが、特にイケルのはナスの冷製だったけどね。

イカのグリル。中には刻んだイカの足が入れてある。添えてあるのはズッキーニの花のフライとイカ墨のリゾット。カリッと揚げたニンニクのスライスが、イカのグリルに合うね。

エスカルゴとカエルの足。エスカルゴはこんなもんか、という程度だ。カエルの足は鶏肉みたいなものだ。ただ鶏肉よりも弾力があって味が強いかな。緑色のハーブのソースが添えてあったけど、これは臭い消しかなあ。

フォア・グラ。ボルドーの南にあるスペインに近い一帯にフォア・グラの名産地があるんだ。さすがに美味いね。安物の缶入りのフォア・グラと比べて、濃厚なんだけど臭みが無い。

但し、私はアルザスのフォア・グラの方が美味しいと思う。詳しくは、ストラスブールの「ビュールイーゼル」のページを読んでね。もっとも、店の格も違うんだけどね。そうそう、ロンドンの「クラブ・ガスコン」でも美味しいフォア・グラを食べることが出来るよ。

子鴨のコンフィ。これが濃厚で柔らかくて最高。しかし、身体には悪そうだよね。自分の肝臓がフォア・グラになっちゃいそうだ。

仔牛のグリル。美味い。狂牛病の心配のあるイギリスでは、さすがの私達でも牛肉を食べる機会は減っているものね。しかも、柔らかい。ジューシーだ。でも、クリームはちょっと邪魔だったけど ... 。

食事の後のチーズ。ゴート・チーズにジャムを添えたものは家内の気に入りだ。私は強烈な臭いのチーズが大好き。名前はわからないんだけどね。

デザートが良いね。イチジクのコンポートは、甘さと酸味が程よくて、さわやかだった。プチ・ケーキも家内の気に入りだったね。




ボルドーの夜景

ボルドーの夜景 夏の日は長いけれども、ゆっくりとした食事を終える頃には、日も沈んでしまった。遠くに見えていたボルドーの街は、既に夜景になっていた。

この店には、もちろん屋内にもテーブルがある。でも、どうせならば夏が良いね。こうして景色を眺めながら、風を感じながらの食事が良いよねえ。

ちょっと、補足。このレストラン・ホテルにはビストロも併設されているんだけど、こちらの料理も美味しいね。シンプルだけど、良い素材を使ってある。私の気に入りは、白インゲンのサラダだった。


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関連書籍

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