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ミシュラン三ツ星なんだけど...
「ピエール・ガニエール」

(パリ、フランス 2000年9月6日)

Restaurant Misolin Michelin
Pierre Gagnaire
6, rue Balzac,
75008 Paris, France
Tel 01 44 35 18 25
Fax 01 44 35 18 37

パリのミシュラン三ツ星

地下鉄を乗り継ぎ、ジョルジュ・サンク駅で下車。映画館の横の坂道を登った四つ角にホテル・バルザックがある。その中に今日のレストラン 「ピエール・ガニエール」がある。パリでも 7 店しかないミシュラン三ツ星のひとつである。(ミシュラン2000年版)

店内 案内されたテーブルは壁際。ゆっくりと落ち着いて食事を楽しむことが出来そうだ。

アペリティフ

さて、アペリティフは ... 「店のスペシャルはありますか ? 」という私の質問に、ギャルソンの答えはカンパリを使ったカクテル。では、それを飲みながら料理を考えることにしよう。

やがて出てきたアペリティフは大きなブランデー・グラスに入っている。やや香りが強く、アペリティフにはどうかと心配になるほどアルコールが強い。しかし、ほのかな甘みを家内は気に入ったらしい。

注文したのは久々のコース。量が多すぎるのではないかと心配だったのだが、大丈夫だと言う店の日本人スタッフの言葉に勇気づけられた。

ワイン

問題になるのがワインだ。ア・ラ・カルトから料理を選ぶならば、ある程度ワインのことを考えつつ注文することができる。しかし、コースとなると簡単ではない。

ワイン・リストの中から私が選び出した候補は、ムルソーの 96 年とアルザスのリースリンク 93 年。そのどちらが良いだろうかとソムリエ氏に相談する。(こうすれば、ソムリエ氏も私たちの好みや予算を知ることができるから、妥当なアドバイスができるわけだ。)

彼が強く奨めたのはアルザスのリースリンク。その理由を尋ねてみたのだが、もうひとつ要領を得ない。要は好みか相性か。ともかく彼を信じてアルザスに決めた。

白ワインをデカンタ

やがて驚くべきことが始まった。アルザスを携えてきたソムリエ氏がデカンタージュを始めたのだ。白ワインをデカンタするのを初めて目にする私は、その目的を知りたくなった。ソムリエ氏の答えは、「フル・ボディの白ワインの場合には、その風味を最大限に引き出すためにデカンタージュが有効」というものだった。

一理あるような無いような...ともかくワイン・グラスを口に運ぶ。デカンタージュの効果なのかどうかはわからないが、確かにワインが美味い。濃厚で、パワフルで、栗の香りがして、しかも洋ナシであってアプリコットでもあって、口当たりも良い。なんだかキツネにつままれたような気がしつつも満足。

料理

今日の料理である。

  1. フォアグラのテリーヌとイカ
  2. ランゴスティンとカニ
  3. 小エビの茶わん蒸し風
  4. オマール
  5. イトヨリのグリル(右の画像)
  6. 仔牛肉と赤ピーマンのソース

好き嫌い

全ての料理にたっぷりと手間をかけてある。和食の影響を思わせる工夫も面白い。しかも、個性的な料理だ。ただし、その個性は残念ながら万人に受け入れられるものではない。

料理 例えば 5 皿目のイトヨリのグリル。右の画像のとおりに美味しそうに盛り付けられている。しかし、臭みのあるソースはちょっと食べづらい。

家内は料理を残してしまった。隣のテーブルを見ていると、この料理を残す人が約半分というところ。

とはいえ、この店はミシュラン三ツ星の評価に恥じるものではない。全体的にあらゆる点で水準が高いのだ。好みの問題はあるにせよ...。




チーズとデザート

それからチーズ。いつものように家内は軽めのものを選び、私は強烈なものを選んだ。チーズのコレクションも充実している。

最後に圧巻の締めくくり。プチフール 3 種にデザートが 5 種。さすがに最後まではついていけない。おそらくピエール・ガニエール氏は、極めてエネルギッシュな芸術家なのだ。

(この店で食事をしたときの旅については、このサイトの旅のコーナーにある「パリに住んだ...つもりの9日間」を読んで下さいませ。)

【参考】都市別ツアー


【参考】ホテル検索



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