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手前味噌味 レストラン・レポート
ヨーロッパ・ミソラン・ガイド
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創業 1582 年、伝統を誇る鴨料理が自慢の
「トウール・ダルジャン」
(パリ、フランス 2000年9月2日)
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Restaurant
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Misolin
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Michelin
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La Tour d'Argent
15 quai Tournelle (5e)
Paris, France
Tel 01 43 54 23 31
Fax 01 44 07 12 04
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パリの老舗「トウール・ダルジャン」
セーヌ川の北岸にあるポン・マリー駅で地下鉄を降りる。マリー橋を渡ってサン・ルイ島、更にトウールネル橋を渡ったところに目指すレストラン 「トウール・ダルジャン」がある。
丁寧な応対のスタッフに迎えられ、エレベーターに乗り込む。エレベーターの係によれば、いつも店は満席。ここで料理を楽しむためには、数カ月前に予約をするのが基本なのだそうだ。ちなみに私たちが予約を入れたのは 6 月のことだった。
川カマスのクネル
前菜は川カマスのクネル アンドレ・テライユ風。鴨料理と並ぶ店の名物料理なのだそうだ。
料理としては悪くはない。しかし、焦点がボケている印象だ。
川カマスならば、アルザスのマトロートに軍配を上げたい。ワインはアルザスのリースリンクを選んだ。
もちろん名物、鴨料理
メインに選んだのは、もちろん鴨料理。
オレンジの風味のソースを使ったものもあるらしいが、伝統的な鴨の血のソースを使った鴨を選ぶ。
期待通りのこってりとした料理。料理した鴨を目の前で取り分けてくれる。
伝統の鴨料理(右上の画像)を口に運ぶ。濃厚な味なのだが、決してしつこさを感じさせない。店の所有する農場で飼育された鴨の素材が良質なのは言うまでもないが、ほどよく使われているスパイスもくせものなのだろう。
なるほど数世紀に渡って、この老舗を支えてきただけの料理である。(この店は、数十年にわたってミシュランの三ツ星を維持してきた。今は二ツ星になっているが、...)
なお、メインには、エルミタージュの88年を併せた。
デザート
デザートには洋ナシのキャラメルがけとシャーベットを食べる。
夕闇のセーヌ川とシテ島
食事が終わる頃には、外は真っ暗。広い窓からはセーヌ川やシテ島の夜景(右の画像)が見える。
この店はセーヌ川に面したビルの最上階にあるのだ。
久々のパリのレストラン。非常に良い店だった。料理はもちろん、ワイン、スタッフ、内装、そして夕暮のパリの風景。どれをとっても文句なし。これでミシュラン二つ星なのだから感心してしまう。
鴨のナンバー
店を出るときに、カードを渡された。鴨の番号が記されているカードだ。それによれば、私たちが食べた鴨のナンバーは 918,823 。
カウントを始めたのが 1890 年ということだから、この店では 1 年間に 8,350 羽の鴨がテーブルに載ることになる。 1 日あたりでは 22 羽だ。単純に計算すれば、 2010 年頃に 100 万羽となる。この店で 10 年後に再び鴨を食べたいものだ。
(この店で食事をしたときの旅については、このサイトの
旅のコーナー
の中にある
「パリに住んだ...つもりの9日間」
を参照。)
その後のトゥール・ダルジャン
かつてミシュランの三ツ星を代表する名店だったトゥール・ダルジャン。でも、1996年には二つ星に落ちてしまった。そして、2006年、ついに一つ星にまで落ちてしまったんだ。歴史を誇る老舗でも、そのレベルを維持するのは難しいんだね。もちろん、ミシュランの星がレストランの全てではないんだけどね。
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