ヨーロッパ・ミソラン・ガイド 手前味噌味 レストラン・レポート
ヨーロッパ・ミソラン・ガイド

庭での食事が楽しい 「クロ・ド・ラ・ヴィオレッテ」
(エクサン・プロヴァンス、フランス、2000年6月30日)

Restaurant Misolin Michelin
Clos de la Violette
10, avenue de la Violette
13100 Aix-en-Provence
France
Phone 04 42 23 30 71

庭のテーブル

高級住宅街の中の一角にあるミシュラン一つ星のレストラン「クロ・ド・ラ・ヴィオレッテ」。そのお屋敷のような入口の門に入ると、庭にテーブルが並べられているのが目に入る。

案内されたテーブルに落ち着き、庭を見回す。良く手入れされた庭だ。

庭のテーブル

庭を囲む木々に和らげられた風が心地よい。カラッと乾いた夏のプロヴァンスでは、庭での食事が如何に楽しいか、すぐにわかった。

アペリティフ

「アペリティフは何しますか ??」 と尋ねるギャルソンに、「店のスペシャルのようなものは ??」 と尋ね返した。待ってましたとばかりの笑みを浮かべた彼は、自慢のアペリティフを説明する。では、それを戴こう。

やがて運ばれてきたアペリティフは、シャンパンをベースに、桃とイチゴのジュースを合わせたもの。その飲み物のわずかな苦味が、爽やかさとなっている。

3 種類のアミューズ・グールもまずまずだ。特にプロヴァンスらしくオリーブ・オイルを使ったものが美味い。

料理とワインを選ぶ

料理の選択に困ってしまった。コースも良さそうだし、アラカルトも捨てがたい。さんざん迷った挙句、アラカルトを選んだ。

私たちのテーブルにやってきたソムリエ氏は、アジア系の顔をしている。英語で話し掛けるべきか、それとも日本語か。躊躇した私に、彼が 「こんばんわ」 と日本語で話し掛けてきた。

プロヴァンスのレストランに日本人のソムリエがいるとは驚いた。そのソムリエ氏のアドバイスを受け、ワインを選ぶ。

注文した料理が出てくる前に、小皿が出てきた。丸くくりぬいたメロンに、生ハムを巻きつけたもの。なるほど食べやすい工夫だ。しかも、そのメロンが非常に美味い。

ワイン

やがてワインが登場する。バンドールというプロヴァンスの海辺の村で生産されているワイン。私の大好きなバンドールのロゼを飲む。オレンジがかった色が美しい。香りも爽やかで、飲み口もあっさりしている。庭での食事にピッタリのワイン。




パン

数種類のパンが運ばれてきた。どれも焼かれて間が無いようだ。その中でも、黒オリーブのパンとゴマとベーコンのパンが素晴らしく美味い。その 2 種類のパンとワインがあれば、料理が無くても満足できそうなほどなのだ。

しかし、料理が出てくる前にお腹一杯になるわけにはいかない。そう考えて我慢している私たちのテーブルに、またもやギャルソンがパンを運んで来る。ついつい手が出てしまう。

前菜

私の前菜はアサリと刻んだズッキーニを混ぜ合わせてグリルしたもの。その上にはズッキーニの花のてんぷらが乗っている。非常に美味い。

家内の前菜は、サーディンのマリネ。食べ始めたときには私の前菜の方が美味いと感じた。しかし、食べ進むにつれて家内のサーディンの方が美味いとわかった。シンプルで品の良い料理だ。非常に良いサーディンを使っている。

メイン

私の選んだメインは、シーバス(鱸)のグリル。これもシンプルな料理だが、素材の良さと焼き具合の良さが抜群だ。ちょんと乗っかった魚の皮が、パリパリと香ばしく美味い。(下の画像)

シーバスのグリル

家内はムール貝を注文したつもりだった。ところが出てきたのは小鯛 (?) のグリル。これが怪我の功名で美味い。この店でシーフードを注文していれば、絶対にハズレはないらしい。

チーズ

たくさんの種類のチーズが、テーブルの横に運ばれてきた。いつものように家内が選ぶのは軽いチーズ。やはり例によって私はクセのある臭いチーズを選ぶ。

この店は、チーズに関しても良いものをそろえている。ただし、家内が言うには、私のチーズを一切れ口にした途端に、吐きそうになったらしい。

(キミは、くっさいチーズが大好きやからなあ。)


デザート

家内のデザートは、チーズとバニラのムース。まあまあの品だな。家内のコメントによれば、もったりしすぎているとのこと。

私のデザートは、イチゴのサラダにバニラのムース (?) を添えたもの。ギャルソンが自信を持って奨めていたものだが、なるほどイチゴが抜群だ。

コーヒー

最後にコーヒーを飲んで締めくくる。今日のお代は、 1,500 フラン ( 24,000 円)なり。ロンドンに比べれば、食事代が安い。

明日の予約

この店が気に入った。庭での食事は気持ちが良いし、料理もワインも美味い。明日の夜も、ここで食事をしたいものだ。

ところが明日の夜は既に予約で満席になっているのだそうだ。しかも、キャンセル待ちが 3 組もいるらしい。仕方が無い。今夜ここで食事が出来たことだけで、幸運だったと思うことにしよう。

(この店で食事をしたときの旅については、旅のコーナーの中にある「夏のプロヴァンス」 03. セザンヌのアトリエのページをお読みくださいませ。)

【参考】都市別ツアー


【参考】ホテル検索



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