ヨーロッパ・ミソラン・ガイド 手前味噌味 レストラン・レポート
ヨーロッパ・ミソラン・ガイド

パリのシーフード 「プルニエ」
(パリ、フランス、1998年7月18日)

Restaurant Misolin Michelin
Prunier
16, Avenue Victor Hugo
75116 Paris
France
Phone 01 44 17 35 85

ミシュラン一つ星

今日のディナーは、パリの凱旋門に近いヴィクトル・ユーゴー通りにあるレストラン 「プルニエ」。ミシュラン一つ星の店だ。

プルニエ

タクシーを降りて店の玄関に入る。薄暗く、しかも魚臭い。大丈夫だろうかと不安になりながら中に入る。

ダイニング・ルームは 2 階だ。そちらの方は、品良く落ち着いた内装で、魚臭くも無い。ちょっと安心してテーブルに腰を落ち着ける。

アペリティフ

まずはアペリティフにキールを注文する。

ソムリエ氏が私たちの目の前でキールを作ってくれた。アリゴテ Aligote 種のブドウの白ワインにとカシスのリキュール。これは珍しく伝統的な作り方だ。

アリゴテの白を使うのが伝統的なキールなのだが、アリゴテを使う店は多くは無い。しかも、目の前で新しい白のボトルのコルクを抜いて作ってくれた。感心、感心。

メニューを見ながら料理を選ぶ。続いて、ワイン・リストだ。白ワインの品揃えが極めて充実している。対して赤ワインの種類はやや貧弱。シーフードを得意とする店だから、白を中心にワインを揃えているということだろうか。

(もちろん、「シー・フードには白」とは限らヘンけどな。)


ワイン

やがて、金色のバッジをつけたソムリエ氏が、私たちのワインを持って来た。ムルソー・ジュヌヴリエール Meursault - Genevrieres の 89 年。(そのエチケットが下の画像)

ムルソー・ジュヌヴリエール

コルクを抜き、まず自分でワインの味を確かめる。それから私のグラスに少し注ぐ。濃い色の白だ。やや強い香り。今日のシーフードに合うかどうか、少し心配になる。

しかし、口に入れて納得した。これは美味い。辛口だが口当たりが良い。わずかに甘みがある。喉の奥から漂う後味が良い。栗の香り。今まで飲んだ中でもトップ・クラスの白だ。




実はこれが私たちとムルソー・ジュヌヴリエールとの初めての出会いだった。これ以後、家内はムルソー・ジュヌヴリエールの大ファンになってしまった。「栗と蜂蜜の香りがたまらん」とのコメントである。

(しかし、ジュヌヴリエールは何処にでもあるものではない。ただのムルソーは珍しくはないけれど。)

前菜

さて、今日の料理だが、前菜にはオマールのサラダとオマールのスープ。そのスープが面白い。テーブルの上に皿が置かれたときは、ちょこんとオマールの身が乗っているだけ。その上から、ポタージュ上のスープがかけられる。

スープにはエビの味噌が入っている。ポタージュに仕立てていることで、エビ味噌のクセが和らげられている。美味いスープだ。

メイン

メインはランゴスティンのグリルとヒラメのグリル。そのヒラメが美味い。焼き方も良いが、何と言っても素材が良い。たっぷりとした身が柔らかく、それでいて口の中で弾力を感じる。塩とスパイスのシンプルな味つけも非常に美味い。

最後に

デザートとコーヒーでディナーを締めくくる。今日のお代は 3,000 フラン( 6 万円)なり。但し、いつものように二人分の金額ではなく、今日は 3 人分である。義母(家内の母)も一緒だったのだ。

さすがに花の都パリのレストランは、お値段も立派である。しかし、なるほど洗練された店だった。シーフードと白ワインに的を絞っていくならば、ミシュラン一つ星以上の価値のある店である。

(パリの観光については、旅のコーナーにある「パリに住んだ...つもりの9日間」のページを読んで下さいませ。)

【参考】都市別ツアー


【参考】ホテル検索



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