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手前味噌味 レストラン・レポート
ヨーロッパ・ミソラン・ガイド
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フォアグラとブレス・チキン
「ビュールイーゼル」
(ストラスブール、フランス、1999年5月2日)
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Restaurant
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Misolin
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Michelin
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Buerehiesel
(Vivianne et Antoine Westerman)
4, parc de l'Orangerie
67000 Strasbourg, France
Phone 03 88 45 56 65
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公園の中のレストラン
ストラスブール市内のホテルを、タクシーで出発する。所要時間 15 分、料金は 50 フラン( 1 千円)。郊外の公園の傍らでタクシーを降りた。
今夜のレストラン 「ビュールイーゼル」は、たくさんの花が咲く公園の一角にある。右の画像の中で、花壇の奥にある建物が、レストランだ。
庭でアペリティフ
店の入口は中庭に面している。迎えてくれた黒服の従業員が「すぐに店内に入られますか ?? それとも、庭でアペリティフでも ??」
なるほど、それは良い考えだ。今日みたいな天気の良い日には、外でアペリティフを飲みながらメニューを読むのが楽しそうだ。案内されたテーブルに落ち着き、アミューズグールをつまみながら、メニューを研究する。
ソムリエの勧めに従い、アペリティフにはブラック・ベリーのリキュールを、シャンパンで割ったものをもらった。キール・ロワイヤルの変形というところか。
ダイニング・ルームに
やがて日が暮れ、公園の木々も次第に夜闇に覆われてきた。
係の若者が私たちを呼びに来た。テーブルの準備が出来たらしい。店の2階のダイニング・ルームに移動する。天井や窓にはガラスが多用されている。森の木々を見ながら食事を楽しませようという趣向だ。
フォアグラ
今日の前菜はフォアグラを選んだ。このアルザスに来て、フォアグラを食べない手はない。アルザスは、フランス有数のフォアグラ産地の一つである。
出てきた皿のうえには、極めてなめらかなフォアグラ。これは上物だ。その周りにはゼリーが添えてある。家内の分析によれば、ブイヨンのゼリーらしい。皿にはクルミの実と白ブドウも載っている。
非常に美味い。料理をしすぎないところが嬉しい。良い素材を使い、シンプルな料理に仕上げてくれている。それで美味いのだから言うことはない。
ワイン
ワインについては、ソムリエの言葉に従い、地元アルザスの白、ピノ・グリを選んだ。香りは控えめだが、ほのかに甘みがある。上品なフォアグラとも合う。初めての場所で食事をするならば、ワイン選びは地元のソムリエに相談するに限る。
ワインのエチケット(右の画像)には、「ヴィエイユ・ヴィーニュ / キュヴェ・デュ・サントネール Vieilles Vignes / Cuve du Centenaire 」 と表示してある。
つまり、樹齢百年の木から収穫されたブドウから作られたワインなのだ。
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(キミ、いつからフランス語出来るようになったんや ??)
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エエやんけ。ほっといてくれ。何事も勉強や。
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マダム
店のマダムが挨拶に回っている。優しげで庶民的な雰囲気のマダムだ。
ブレス・チキン
やがて私たちのテーブルの横に銀のトレイがやってきた。その上には大きな陶器の器。陶器を封じていたパイ生地がはずされる。(右の画像)
姿を見せたのは、丸々と太ったブレス・チキン。それに各種の野菜。ブレス地方は、フランスでも最高級とされるチキンの産地である。今日のメインは、そのブレス・チキンのキャセロール。
取り分けられたチキンと野菜が目の前に置かれる。さて、頂きましょう。極めてあっさりとした味つけが、チキンの味を引き出している。野菜にもチキンのエキスが染み込んでいる。逆に野菜のエキスをチキンが吸収している。文句無し。
二人で大きなチキン 1 羽は、とても食べきれないと思ったが、意外にもすんなりと胃袋の中におさまった。やはり、素材の良さ。シンプルな料理。絶妙の組み合わせ。素晴らしい店だ。
デザート
こんな良い店でデザートを食べないわけにはいかない。万が一、食べすぎで死んでしまおうとも後悔はしない。逆に食べずに店を出ては、明日の朝は後悔に打ちのめされるのは目に見えている。
家内のデザートはビールのアイスクリームと洋ナシのワイン煮をカラメルでコーティングしたもの。ブリオッシュにカラメルをからめて焼いたものが添えられている。私のデザートはオレンジとイチゴのスフレ。ここで家内と私の意見が分かれた。どちらも自分のデザートの方が美味いと譲らない。
最後にソファーに移動して、コーヒーを飲みながら煙草を一服。今夜のお代は〆て 2 千フラン( 4 万円)。この値段は決して高くはない。最初から最後まで、飽きさせることもなく楽しませてくれたのだ。それだけ価値ある工夫をこらした店なのだ。
スタッフ
タクシーに乗ってホテルに向かう。まだ店のことを考えつづけている。それほどに素晴らしい店だった。
少し英語が苦手な老ソムリエだったが、彼が選んでくれたワインは文句無しだった。もう一人は、英語が上手でキビキビとワインを注いでくれた若いソムリエール(女性ソムリエ)。
ブレス・チキンを切り分けてくれた渋い中年のギャルソン。その他の従業員も非常に良く訓練されていた。
ホテルに到着したときは既に 12 時。こんなに長い時間を楽しませてもらった。再びアルザスに来る機会があれば、何があろうともこのビュールイーゼルで食事をすると決めた。文句無しの三ミソだ。
ところで、2003年9月にビュールイーゼルで食事をされた Tさんが、お店の印象などをレポートしてくれました。参考になりそうですので、御本人の了解を得てここに掲載させて戴きますね。
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Tさんのビュールイーゼル・レポート
行ってきました、Buerehiesel。レストランお勧めの蛙料理がコースに入っていたので、コース料理にしました。
写真は「ラビオリと蛙の腿肉」「鴨肉」です。情けないことに、正式な名前を覚えていません。料理の名前を印刷してあるものも持って帰って来るのを忘れたし。とほほです。
さて、味のほうですが、蛙の腿肉は評判どおりとてもおいしかったのですが、その他のものはあまり私の好みに合わなかったです。
特にメイン・ディッシュの鴨肉がちょっとつらかった...不味くはないのですが、あまりおいしくないんですよぉ。(涙)
周りのテーブルには、キクさんが召し上がったというブレス・チキンを食べてる人が何人かいて「うーー! 私もあれにするんだったーーー」と後悔、後悔。でも、その頃にはもうブレス・チキンの匂いでさえ嫌なほどお腹いっぱいになっていたのでした。
ワインはアルザスのRieslingにしました。ちなみに料金はチップを含めて約300ユーロでした。
去年 Au Crocodile に行ったのですが、私は Au Crocodile のほうが気に入りました。天井にビクトル=ユーゴーの大きなサインがあったのには感動したし、地下のトイレに大きなワニがいたのも良かった。テーブルの上の花もAu Crocodileは綺麗で豪華だったけど、Buerehieselのは、小さくて枯れかけていたし、マダムの服装も Au Crocodile のほうが良かったです。
全体的なサービスも、Au Crocodile の方が断然勝っていたように思います。それに何と言っても、さすがフランス料理だ、という気がしましたし。キクさんの奥様も Au Crocodile お気に入りになられたんですよね。
あ、でも、場所は街の中心地にある Au Crocodile より、公園の中にある、Buerehiesel が断然いいですよね。夜のライトアップは昼間と違って幻想的な雰囲気でとっても素敵でした。
ところでキクさんは「千と千尋の神隠し」の湯婆婆(ゆばーば)をご存知ですか?Au Crocodileのマダムが、ゆばーばにそっくりなんです。あのレストランに行ったのが、ちょうどストラスブールで「千と千尋の神隠し」を見た後だったので、もう物凄く感動もんでした。特に髪型。それから雰囲気がそっくりです。で、私はすっかり Au Crocodile のマダムのファンになりました。
ゆばーばは、じゃなかったAu Crocodileのマダムは艶やかなイブニングドレス、一方Buerehiesel のマダムは、ごくごくフツーの白いブレザーでした。星印レストランのマダム対決をしたら(誰がするんだ)きっとAu Crocodileが最強かも。
Au Crocodileではハープの生演奏がありましたが、Buerehiesel ではなかったのでちょっと期待はずれでした。
リヨンのPaul Bocuse にまだ行ったことないので、今度はそこに行こうと思っています。と言っても、私は料理のこともワインのことも何も知らないので恥ずかしいのですが...キクさんやキクさんの奥様はかなりお詳しそうで羨ましく思います。
今回のことでは本当にお世話になりました。長くなりましたが、以上報告でした。
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Tさん、詳しいレポートを有難うございました。またレストランに行かれたら、感想などを送って下さいね。
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